4月8日に行われた世界選手権代表選考会兼全日本選抜体重別柔道の谷亮子さんの試合についてのニュースを見ようと検索していたら、様々な議論がなされているようで、驚きました。
準優勝なのに代表に選ばれたことについて批判する意見が多く、辞退すべきとか、育児を盾にするなとか、過激な攻撃も多々ありました。
私は、今までは、特にファンというわけではなかったのですが、試合翌日に「すぽると」で谷亮子さんがインタビューを受けているのをたまたまテレビで見て、彼女の前向きな発言、自分の負け試合に対する分析をきっちりとやっている冷静さに感銘を受けました。
色々な意見はあると思いますが、やはり目標に向かって努力し続けることができ、結果を残すことができる人というのは、文句なしにスゴイ!と思ってしまうのです。
今回の試合は、産後初で、2年近くのブランクの後ということだそうで、しかもまだ授乳中で体力の消耗も激しい中、よく出場自体を決心されたなと、感心します。
準優勝なのに代表に選ばれた事は、選考した側の問題であって、彼女に非はないと思います。なのに選手本人が責められているのは理不尽だと思います。万が一別の結果であったとしても、彼女ならそれを受け止め、前向きに次へ向かって進み続けるのではないでしょうか。
少なくとも私は、彼女の姿を通して勇気をもらいました。小さい子をかかえているという点で、今の彼女と状況が似ているせいかもしれませんが、彼女は多くの女性に勇気を与えることのできる方だと思います。
↓以下デイリースポーツからの引用
世界選手権代表選考会兼全日本選抜体重別柔道最終日(8日、福岡国際センター)、女子48キロ級で2年ぶりに復帰したシドニー、アテネ五輪金メダリスト・谷亮子(31)=トヨタ自動車=は、決勝で福見友子(21)=筑波大=に優勢で敗れ、5年ぶりの黒星を喫した。2005年大みそかの長男・佳亮くん(1つ)出産後、初の大会で優勝こそ逃したが、大会終了後に行われた世界選手権(9月、ブラジル・リオデジャネイロ)の代表選考会議で同級代表に決定。最大の目標である来年の北京五輪での“ママでも金”へ視界が開けた。
“ママでも金”の目標へ一歩踏み出した。728日ぶりの復帰戦は準優勝に終わったものの、世界選手権の切符はきっちりと手にした。「過去の実績を考慮していただいたかなと。選んでいただいたからには7回目の優勝を目指したい」。負けて選ばれたことで、少し控えめな笑顔で話した。
出産後初の大会は生涯忘れられない思い出になりそうだ。決勝戦では福見の出足払いで有効を取られ、そのまま逃げ切られた。5年前に“金星”を献上した相手に再び敗戦。満員の観衆がざわめく中、同じ相手に初めて2度負ける屈辱を味わった。
復帰初戦となった1回戦で伊部尚子(筑波大)を破った後には、勝負師からママの顔に戻った。佳亮ちゃんのために吸引機で母乳を吸い出し、ほ乳瓶に入れ替えた。大会前日も添い寝し、夜中に2度起こされた1歳3カ月のわが子の笑みが頭に浮かんだ。かつてない体験だった。
育児との両立は最大の悩みだった。この日の敗因について「集中力が欠けていた」と苦笑した。慢性的な寝不足に加え、3月中旬から本格始動した練習も30~40分程度に制限された。03年大阪まで世界選手権で6連覇している女王は「今のレベルでは世界の頂点に立つのは早い気がする」とうなずいた。夫の巨人・谷佳知外野手と同居する今後は、9月へ向けて東京と福岡を拠点に練習の密度を上げていく。
8日午前6時の計量を前に、7日の夕食で豚肉を口にするなど減量も問題なかった。「体も思った通りに動いてくれた。時間をかけて練習を積めば十分やれるんではと感じた試合だった」と今後への手ごたえを口にした。
世界選手権が遠いブラジルで開催されることもあり、愛息の帯同は難しそう。秋までに、やや強引に“乳離れ”させることも検討されているという。唯一の悩みから解放?されれば、さらなる復活が見込めるはず。そして、北京五輪を決めれば、そのとき佳亮ちゃんは2歳7カ月。この日は寝息を立てていたが、強い母の姿を見せることができる。31歳になったYAWARAちゃんの挑戦は終わらない。
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